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ホームページを運用するときに大切なのは、そのホームページがどのくらい効果を発揮しているかを分析し、運用方針を決定していくことです。
その分析をするために、アクセス解析ツールがあります。ただ、アクセス解析の用語は分かりにくいものも多いんですよね。
ということで本日は、アクセス解析に関する用語をご紹介します。
目次
1.アクセス解析の重要性
アクセス解析とは、ホームページに訪れたユーザーの属性や行動などを分析することです。
冒頭でも触れましたが、企業がホームページを運用する上で、そのホームページがどのくらい効果を発揮しているかを把握するのは大切なことです。
アクセス解析は数値で示されるため、客観的にホームページの効果や問題点を把握でき、運用の方向性を定めることができます。
2.アクセス解析用語集
さて、次にアクセス解析の用語について解説していきます。
用語を覚えることで、より分析がしやすくなります。
ここでは、Googleアナリティクスという解析ツールの用語を基本として解説しますね。
2.1 ユーザー
ユーザーとは、特定の期間にホームページに訪問した人を指します。
ユニークユーザー(UU)とも呼びます。
ここで重要なのは、同じ人が何回アクセスしてもユーザー数は1になることです。
例えば、集計期間を1日として、Aさんが同じスマートフォンから朝・昼・晩の3回、あるホームページにアクセスしたとしたら、ユーザー数は1となります。
ただし、Aさんが、スマートフォン、タブレット、パソコンでそれぞれ1回ずつホームページにアクセスしたらユーザー数は3となります。
ユーザーは端末のブラウザからcookieで判別されているので、同じ人でも違う端末からアクセスすればそれぞれカウントされるということです。
ユーザー数を把握することで、どのくらいの人がそのホームページに興味を持っているかを知ることができますね。
2.2 セッション
セッションとは、ユーザーがホームページに訪問してから離脱するまでの流れを指します。
例えば、Aさんがあるページを見たら、セッション数は1です。そして、Aさんがその1時間後に、もう一度同じページを見たら、さらにセッション数が1増えます。
つまり訪問した数だけセッション数が増えるので、この場合セッション数は合計2となります。
セッション数は「ユーザーがホームページを訪問した回数」と考えると簡単ですね!
2.3 ページビュー(PV)
ページビュー(PV)とは、表示されたページの閲覧数を指します。
ページビューは、それぞれのページやホームページ全体がどれくらいユーザーに閲覧されているかを知ることができます。
ページビュー数は、ユーザー数やセッション数のように難しくなく、アクセスされた数だけカウントされます。
例えば、トップページから訪問してきた人が違うページを見て、またトップページに戻ってきた場合、トップページのページビュー数は2です。
戻るボタンや更新ボタンを使った場合もその都度カウントされます。
2.4 コンバージョン(CV)
コンバージョン(CV)とは、ホームページを通じてユーザーに起こさせたい行動を指します。
商品購入や問い合わせなどを目標として設定し、ユーザーがその行動に辿り着いたらコンバージョン達成となります。
もっと具体的に説明しましょう。例えば、ECサイトで商品を購入してもらうことをコンバージョンとして設定したとします。ユーザーがそのECサイトから購入完了画面に辿り着いたらコンバージョン1となります。
コンバージョン率を知ることで、ホームページにおける目標がどのくらい達成されているかが分かります。アクセス数が多くても、コンバージョンに繋がっていなければもっとホームページを改善する必要がありますよね。
ちなみに、コンバージョン率(CVR)は以下のように算出できます。
コンバージョン率= コンバージョン数 /セッション数 * 100
コンバージョンをあらかじめ登録しておくことで、多数のユーザーから目標の行動をとったユーザーを抽出できます。
ちなみに、コンバージョンという言葉で浸透していますが、現在Googleアナリティクスでは名称が変わり「キーイベント」という呼び方に変わっています。
2.5 エンゲージメント
エンゲージメントとは、ユーザーが起こしたアクションを指します。
例えば、ページをスクロールしたり、リンクをクリックしたりという行動がエンゲージメントとなります。
エンゲージメントがあるということは、ユーザーが少なからずホームページに興味を持ってくれている状態だと捉えることができます。
Googleアナリティクスでは以下の場合を「エンゲージメントがあったセッション」とカウントしています。
・10秒以上セッションを継続した場合
・コンバージョンイベントが発生した場合
・2ページ以上閲覧した場合
ちなみに、全セッションのうちエンゲージメントがどのくらいの割合であったのかをエンゲージメント率で表すこともできます。
エンゲージメント率=エンゲージメントのあったセッション/全セッション数
2.6 直帰率
直帰率は、セッションのうちエンゲージメントがないままホームページを離れた割合です。
先ほど説明したようにGoogleアナリティクスでは、10秒以上セッションを継続した場合やコンバージョンイベントが発生した場合、2ページ以上閲覧した場合をエンゲージメントがあったと判断します。
つまり、10秒未満で離脱してしまった場合、ページ移動などなんらかのアクションがなかった場合は「直帰」にカウントされます。
10秒未満ということは、ほぼページの先頭だけを見て「期待していたページと違うな」と戻ってしまっている可能性が高いです。改善の余地があるページということなので、一度見直してみるといいかもしれませんね。
2.7 回遊率
回遊率は、ユーザーが複数のページを閲覧した割合を指します。
回遊率が高いほど、ユーザーが1回の訪問でたくさんのページにアクセスしていることになります。
ホームページ内のあらゆるページを見てもらえるということは、それだけホームページがユーザーの興味を惹いているということですね。
2.8 ランディングページ
ランディングページと言えば、1ページで作られた縦長のサイトという定義もありますが、アクセス解析におけるランディングページとは、ユーザーが一番初めにアクセスしたページを指します。
例えば、検索エンジンから「トップページ」へアクセスしたユーザーにとって、「トップページ」がランディングページとなります。同様に、検索エンジンで「会社概要」が表示され、そこからアクセスした場合は「会社概要」がランディングページとなります。
さらに、ホームページ内の「ブログ」ページをブックマークしているユーザーが、そのブックマークからアクセスした場合、「ブログ」がランディングページになりますよね。
どのページがランディングページになることが多いかを知ると、ユーザーがどのコンテンツを求めてホームページに来ているかを把握するのに役立ちます。
3.まとめ
■アクセス解析とは、ホームページに訪れたユーザーの属性や行動などを分析すること
■アクセス解析は数値で示されるため、客観的にホームページの効果や問題点を把握できる
■用語を覚えることでより分析しやすくなる
ちょっと難しい用語もありましたね!用語を覚えることで、しっかり分析を行えるようになります。
初めはすべてを覚えるのは難しいですが、分からなくなったらぜひこのページを見直してもらえると嬉しいです。
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