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インターネットを活用することで、私たちの生活は日々豊かになっていますね。
非常に便利で、ついつい頼ってしまうインターネット。
しかし、うまい話には裏があるというように、便利なものにも裏はあります。
今回は、そんなインターネットの裏側。ダークウェブについて、お話をしていきます。
安全にネットを利用するために、危険性を理解すると共に、全員でセキュリティ意識を高めていきましょう!
目次
1.ダークウェブとは?
ダークウェブとは、ざっくりと説明すると私たちが普段利用しているブラウザではたどり着けない場所にある、ディープウェブの一部です。
インターネットの世界は、よく「氷山の一角」で例えられます。
私たちが日常的に利用しているインターネットは、いわゆる海上に顔を出している頂上の部分で、サーフェイスウェブなどと呼ばれています。
海面下にある氷山がディープウェブ。その中でもより深い部分に位置する(より強い制限がかかっている)ものがダークウェブ。のようなイメージです。
ダークウェブの発端となった通信技術の根本は、米軍が軍事利用するために開発された技術にあります。
時代が進むと共に次第に内部告発者や、独裁国家の反対勢力の人たちが匿名で通信できるように。と研究が進み、徐々に発達していきました。
それにより、非常に高い匿名性を有した通信が可能になっていったんですね。
なので、ダークウェブ=悪、犯罪 のイメージは実は間違いだったりします。
しかし、アクセスすること、その通信技術を利用すること自体は犯罪ではないのですが、インターネットとその匿名性、そして犯罪という三つの要素がかみ合ってしまい、現在でのダークウェブは犯罪の温床となっています。
なんとなく、聞いたときの印象で、闇取引のようなものを思い浮かべた人も多いと思いますが、実際にその通りで、様々な違法取引が行われていると聞きます。
アクセスすることは罪にはなりませんが、容易には関わりたくないですね。
1-1.ディープウェブとは?
ダークウェブと並び、ディープウェブと聞くと、なんだか怪しい響きで、犯罪に巻き込まれそうなイメージがありますよね。しかし、実際にディープウェブというのは全部がそうでもなく、案外、知らずのうちに私たちも日常的に利用していた身近な存在なんです。
ディープウェブは「ログインを必要とするような、アクセス制限のかかった場所」のことを指します。
もう少しかみ砕くと、「私たちが普段使うようなブラウザからも閲覧は可能ではあるが、普通に検索しても出てこないサイト(場所)」のことです。
極端な例を挙げるなら、例えばSNSのアカウントページとか、大手通販サイトAmazonのマイページとか、会員制サイトのような場所が該当します。
決して、犯罪にかかわるような、不正なサイトだけではないんですね。
1-2.知らずのうちにダークウェブへ…?
先ほど述べたように、ダークウェブはディープウェブの一部でした。
そしてそのディープウェブは割と身近な存在……ということは、「もしかしたら知らないうちにダークウェブに入ってしまうかも!?」と、不安を覚えたそこのあなた。
安心してください。
最初にもお伝えした通り、ダークウェブは普段私たちが利用するブラウザだけでは絶対にアクセスできないような作りになっています。
専用のツールを利用し、非常に匿名性の高い通信技術を用いた場合にアクセスすることが可能になります。
普通に調べるだけでは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでは検索結果に表示されないため、誤ってアクセスしてしまった!ということにはならないので大丈夫です。
2.危険性
ダークウェブに誤ってアクセスする危険が無いことを踏まえた上で、一体どんな危険性があるのかを見ていきましょう。
2-1.取引をすると…
普通の野菜やパンから、違法な薬物や個人情報まで様々なものが取引されるような、いわゆる闇サイト。
たとえそこで違法ではないものでも取引をすると、大きな犯罪に巻き込まれる可能性が非常に高いです。入力をすることで情報が盗まれたり、チャットを打ち込んだだけで氏名や住所まで特定されてしまう可能性があります。
2-2.ダウンロードすると…
ダークウェブで、何かをダウンロードをするのは絶対にやめましょう。
こちらの情報が盗まれるほかに、不正なマルウェアやウィルスなどを一緒にダウンロードしてしまう可能性があります。
そうしてしまうと、PC内にバックドアが作られてしまったり、高額な請求が来てしまったり、多大な被害を被る可能性があります。
内側にバックドアが作られると、どれだけ対策のソフトウェアを利用してもほとんど効果がなくなってしまいます。情報漏洩はもちろん、新たなウィルスやマルウェアも入り放題です。
2-3.見るだけなら…
閲覧するだけであれば、上記のふたつに比べたら、多少は安全かもしれません。
ネット通信に規制がかけられている国のニュースや、普通では公開されていないような貴重な研究資料が閲覧できると聞きます。
しかし、閲覧だけでも危険なことには変わりませんので、中途半端な知識や、興味本位では絶対に覗かないようにしましょう。
3.対策方法
結論から話すと、一番の対策は「興味本位でダークウェブに入らない」ことです。
基本的には専門的なツールを介さない限り、ダークウェブに迷い込んでしまうことはあり得ないので、安心してください。
しかし、インターネットの脅威はダークウェブだけではありません。
サーフェイスウェブにも、ウィルスや悪質なマルウェアはたくさんあります。
ダークウェブだけに気を取られずに、普段から警戒は怠らないようにしましょう。
そのためには、「むやみにツールをダウンロードしない」「怪しい広告やサイトを踏まない」「セキュリティソフトを導入する」などをすることで、トラブルのリスク減少の効果が期待できます。
4.まとめ
今回は、ダークウェブの危険性についてお話をさせていただきました。
インターネットはとても便利なものですが、一歩使い方を間違えると大変危険なものになります。
半端な知識で、ダークウェブに関わるのは控えましょう。また、悪質なマルウェアやウィルスはディープウェブだけにいるわけではありません。私たちの利用するサーフェイスウェブにもたくさん存在しているのです。
危険性を知らずに利用するのと、知っていて利用しているのでは情報管理への危機感が全く違ってきます。
セキュリティソフトを導入するなどをして、少しでも対策をこころがけていきましょう!
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株式会社WWG ブログ編集部
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