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<こちらの「記事」は、下記のような疑問のお役立ち情報としてご参照ください>
・免許の更新がオンラインでできるの?
・オンラインできることって何があるの?
免許更新のお知らせに対して「そんな時期か」「いつ行こう」など、億劫になってしまう方もいるのではないでしょうか。
そんな方に朗報です。
まだテスト段階ですが、免許更新時の講習がオンラインでできるようになるそうです。
いつから?対象は?など、現時点でわかっていることをまとめました。
目次
1.免許更新時の講習がオンラインでできる
免許更新時に必要な講習のオンライン化を目指し、2022年2月から、北海道・京都府・千葉県・山口県の4道府県を対象に、モデル事業を行うとのことです。
全国的には2024年度末以降の運用を目指しています。
1-1.条件や対象者など
・2022年2月1日以降に誕生日を迎える方
・北海道、京都府、千葉県、山口県の4道府県に在住する方
・過去5年間無事故、無違反であること
・70歳未満であること
上記を満たす方がオンラインでの受講ができる対象となります。いわゆるゴールド免許を持っている方が対象のようですね。
該当者の方には、早ければ2021年12月24日ごろから、「オンライン講習可能」の旨が明記された免許更新を知らせるハガキが届くとのことです。
なお、オンラインで受けるためにはマイナンバーが必要だそうなので、対象者の方は事前に準備しておけば、スムーズに受講が進みそうです。
1-2.やり方
①マイナンバーカードを利用して本人確認
②免許証番号の入力
③受講
上記の手順で受講開始できます。
まず、マイナンバーカードによる証明は、「オンライン講習の受講者」と「免許を持っている方」が同一人物であることを明らかにするために必要で、代理での受講などの不正防止を目的としています。
パソコンの場合はカードリーダーを、スマートフォンの場合はICが読み取れるアプリをそれぞれ使ってマイナンバーカードを読み取ります。
次に免許証番号を手で入力します。
そして講習の内容としては、法改正に関する内容・住んでいる地域の事故状況・運転時の注意点など、10分程度の動画を3本視聴します。
1本ごとに確認テストがあり、すべて終われば、受講完了となるようです。
オンライン受講を進めていくと、最終的に「受講状況確認」という画面が出て、そこに「優良運転者講習が終わりました。」と表示され、これで完了となります。
以下のサイトに画像が掲載されています。
参考:乗りものニュース
URL:https://trafficnews.jp/photo/113420#photo4
ちなみに、動画が終了するごとに計3回、自撮り画像を送信する必要があるとのことです。
少々抵抗があるかもしれませんが、しっかりと受講していることを証明するため必要な手順となります。
そしてその時送った画像は、更新された免許を受け取りに行った際に、担当者が本人確認のために使用するそうです。
1-3.オンラインではできないこと
残念ながらオンラインですべて完結するわけではないので、注意が必要です。
視力検査をはじめとした適性検査は現状オンラインでは実施が困難なため、免許センターや警察署を訪れる必要があります。
そのほか更新手数料の支払いや必要書類の記入、新しい運転免許証の交付も各施設で行うそうです。この辺りもいずれオンラインでできるようになれば、更新手続きがかなり楽になりますね。
1-4.懸念事項や検討事項
オンライン対応には、必ずセキュリティをはじめとした懸念事項や課題があります。
特に役所関係の手続きでは、マイナンバーが必要となるケースも多く、オンラインでマイナンバーを入力することに抵抗があるかもしれません。
今回の免許更新のオンライン受講でいくと、警察がマイナンバーの情報にアクセスできないような調整も行うとしています。
そして、モデル事業ではアンケートを募集し、使い勝手や課題を検討するとのこと。
例えば、モデル事業実施地域を拡大するのか・オンライン講習終了後にそのまま更新手続きできないか・オンライン講習の対象者を拡大すべきかなどです。
免許更新手続きはついつい後回しにしてしまいがちですが、オンラインでできるとなれば、かなり楽になりそうですね。
まだオンラインですべて終わるというわけにはいかないようですが、少しでも窓口の混雑を避けたり、各施設を訪れる手間が省けたりするのはかなりのメリットと言えそうです。
2.その他オンラインでできるようになったこと
免許更新の講習以外にも、オンラインでできるようになったことをいくつか紹介します。
2-1.転出届
2019年12月から転出届のオンライン提出ができるようになっています。
転出届とは、「この市から出ます」という届け出です。選挙や課税に影響するため、引っ越しの際には忘れずに行わなければなりません。
マイナンバーが必要であること、本人確認のためスマートフォンを使うことなど、注意点がありますので、詳細は転出届をする各市町村のサイトを確認してみてください。
参考までに横浜市のオンライン手続きを載せておきます。
参考:横浜市 転出届のオンライン手続
URL:https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/koseki-zei-hoken/todokede/koseki-juminhyo/touroku/tensyutu-online.html
ちなみに転入届の方は、新住所の確認が必要といった理由からまだオンライン申請ができないようです。
転入届とは、「この市に住みます」という届け出です。転入届をするには転出届が必要になります。
2021年12月現在、総務省が転入届のオンライン化に着手・検討しているようなので、今後転出届→転入届の流れはオンラインで済むようになるかもしれませんね。
2-2.年金事務所に行う各種手続き
e-Gov(イーガブ)と呼ばれるシステムを利用して手続きを行います。
e-Govとは、デジタル庁が運営している行政のポータルサイトです。
健康保険や厚生年金に関する届け出をはじめとして、およそ270種類もの届け出がオンラインで可能となります。
非常に数が多いので、詳細は下記サイトの「電子申請対象申請書等一覧表」を参考にしてみてください。
参考:日本年金機構 申請可能な届書等
URL:https://www.nenkin.go.jp/denshibenri/denshishinsei/e-gov.html
2-3.オンライン診療
導入時のニュースを観てご存じの方も多いかもしれませんね。現在オンライン診療を取り入れている病院が増えてきています。
予約や支払い方法などを受診希望の病院に確認したうえで、時間になったら病院側とオンラインで接続されます。
最初は本人確認をして、その後症状などを説明し、診療開始という流れです。その後、症状によっては薬が処方され、希望すれば配送してもらえるケースもあります。
病院というと待ち時間が長いイメージがあるかもしれませんが、オンラインであれば自宅で待機できるので、待ち時間も気になりませんね。
ただし、初診は病院への来訪が必須で再診からオンライン診療に対応している場合や、症状によってはオンラインでの診療が困難な場合もあります。病院の方針や症状によっても違ってくるので、受診したい病院に確認するのが望ましいです。
厚生労働省のサイトにオンライン診療に関する情報が掲載されているので、興味のある方は目を通しておくのもいいかもしれません。
参考:厚生労働省 オンライン診療に関するホームページ
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/rinsyo/index_00010.html
3.まとめ
オンラインでの免許更新時講習について紹介しました。
まだモデル事業の段階で実施地域も限られ、すべてがオンラインで解決するわけではないですが、関係各所が力を入れて取り組んでいるようです。
「窓口の混雑を回避できる」「好きなタイミングで受けられ忙しくても受講しやすい」といったメリットは大きいと思うので、どうしても今後に期待してしまいますね。
役所関係は窓口が17時までとなっていることも多く、日中仕事をしている方は利用しづらい傾向にあります。
オンライン申請であれば、時間や場所にとらわれず、ネットの環境があればどこでも可能なので、窓口が閉まる心配もいりません。自分のペースで申請できるのは魅力ですよね。
セキュリティや本人確認などの課題はありますが、かなり利便性は向上すると思うので、今回紹介した免許の更新をはじめとして、今後もオンライン申請が可能な手続きが増えていくのではないでしょうか。
ライター:彦坂
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