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Google検索の結果から画像を削除!リクエストができる条件など

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「子供が自撮りの写真をSNSにアップしてしまった」「許可なく勝手に使われている子供の写真を削除したい」そんなお悩みを抱えている方に朗報です。

2021年8月より、Googleの検索結果から「未成年者に関する画像の削除をリクエストできる機能」が実装されました。

露骨な表現を含む画像に関する削除依頼は今までもできましたが、他の画像に関しても削除の依頼ができるようになります。

削除をリクエストするためには条件があるので、紹介していきます。

※Googleの公式では18歳未満となっていますが、便宜上未成年者と表記しています。

Google画像検索について

Google画像検索とは、Web上にある画像を探すためにGoogleが提供しているサービスです。

2001年のサービス開始から様々な機能の追加や更新、廃止などのアップデートがされてきました。

そして2021年の8月に未成年者の保護を目的として、Googleからポリシーの変更や複数の機能制限を発表しています。

未成年者の画像削除のリクエスト

発表された機能の一つとして「未成年者の画像の削除依頼」ができるようになりました。

リクエストのやり方

以下のGoogle検索ヘルプの画面から削除依頼のリクエストが可能です。

必要な情報を入力のうえ、送信してください。

参考:Google検索ヘルプ Google から個人情報の削除を依頼するリクエスト
URL:https://support.google.com/websearch/troubleshooter/9685456#ts=2889054%2C2889099

リクエストできる条件

  1. 削除を依頼する人が「未成年者本人」「父母などの保護者」「正式な代理人」であること
  2. 現在18歳未満で特定できる個人が画像に含まれていること
  3. 送信するURLがWebURLではなく画像URLであること

これらすべてを満たす場合に審査の対象となるようです。

メモ

<画像URL取得のやり方>
画像URLはブラウザ上部にあるサイトのURLとは異なります。しかし画像URLを取得するために難しい操作は必要なく、「画像を右クリック→画像アドレスをコピー」だけでOKです。

リクエスト送信後の流れ

  1. リクエストを受領した旨を知らせるメールが届きます。
  2. 要件に基づいてGoogleが審査します。
  3. 追加で情報提供を求められる場合があります。
  4. 審査の結果(削除 or 却下)が届きます。

なお、削除の要件を満たせなかった場合、簡単な説明があるそうです。

却下されても追加資料がある場合には、再送信も可能とのことなので、有益な情報が手に入った場合には再送信も試してみてください。

注意点

【注意点①】却下される場合がある

1つ目は、リクエストが却下される場合もあるということです。

特に、以下のいずれかを満たしている場合は却下される可能性があります。

  • ・公共の利益となる
  • ・ニュースとして価値がある
【注意点②】ネット上から消えるわけではない

2つ目の注意としては、あくまでも検索結果から削除されるという点です。インターネット全体から画像がなくなるわけではないということになります。

つまり、リクエストしても画像が掲載されている元のサイト、例えばTwitterやInstagramといったSNSからの削除はできないので注意が必要です。

Googleの公式サイトで、元のサイトから削除してもらうためのアドバイスもしているので参考にしてみてください。

参考:Google検索ヘルプ Google から画像を削除する
URL:https://support.google.com/websearch/answer/4628134?hl=ja

その他実装予定の機能など

Googleが提供する動画投稿サイトYouTubeにおいて、未成年者のアップロードのデフォルト設定を厳しくするとのことです。

また、未成年者の休憩や就寝時のリマインダーをデフォルトでオンにするとともに、自動再生をオフにするといった対応もあるそうです。

YouTube Kids(ユーチューブキッズ)ではデフォルトでオフの自動再生を追加し、保護者が選択可能なようにするとのことです。

※YouTube Kids…2017年にリリースされた子供向けのアプリ。動画のフィルタリングだけではなく、タイマー機能など保護者が細かく設定することも可能。

まとめ

2021年の8月にGoogleが未成年者の保護機能を強化できるように、複数の機能制限やポリシーの変更を行いました。

その一環として、未成年者の画像の削除依頼ができるようになりました。

Google公式サイトからリクエストができ、以下の要件を全て満たす必要があります。

  1. 削除を依頼する人が「未成年者本人」「父母などの保護者」「正式な代理人」であること
  2. 現在18歳未満で特定できる個人が画像に含まれていること
  3. 送信するURLがWebURLではなく画像URLであること

リクエストの送信後は、

  1. リクエストを受領した旨を知らせるメールが届きます。
  2. 要件に基づいてGoogleが審査します。
  3. 追加で情報提供を求められる場合があります。
  4. 審査の結果(削除 or 却下)が届きます。

といった流れになります。そして注意点としては以下の通りです。

  1. リクエストが通らない場合もある
  2. 検索結果から削除されるだけで、元のサイトには残る

その他にもYouTubeに関する制限も強化するなど、未成年の保護機能を充実させていくそうです。

ネットをきっかけに犯罪に巻き込まれたニュースもある世の中なので、防止の観点から見ればこういった機能の強化はありがたいですよね。

ただ制限をしすぎるとネットがつまらないものになってしまう可能性もあるので、制限をうまく利用して、防犯と娯楽を両立させていきたいですね。

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