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<こちらの「記事」は、下記のような疑問のお役立ち情報としてご参照ください>
・福袋楽しみだけどどうして始まったの?
・どんな福袋がある?
福袋って開ける時わくわくしませんか?
開けたら開けたでまた一喜一憂が待っていますし、日本の年始は福袋を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
というわけで、もうすぐ年の瀬ということもあり今回は福袋に関する話題です。
ゆる~い記事なので、仕事の合間の息抜きにでもご覧ください。
目次
1.福袋とは
そもそも福袋とは、いろいろなものを詰め込んで販売する袋、あるいはそういった商売を指します。一般的には正月の初売りなどに出すことが多いです。
通常は入っている商品の合計金額以下で売り出されることが多く、中身がわからないため、購入する客側としては、良くも悪くも射幸心をあおられる商品。
その年最初の運試しとして購入する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2.起源や由来
福袋がいつどうして始まったのか、正確にはわからないようです。
しかし説はいくつかあるようなのでご紹介します。
①江戸時代を起源とする説
現在の三越百貨店の前身である呉服店の越後屋を起源とする説です。越後屋が販売していた「恵比寿袋」がのちに福袋となったとされています。
恵比寿袋では1年の余った生地を、冬物を売り出す時期に販売し江戸で評判だったそうです。
また、のちに現在の大丸百貨店となる大丸屋でも、端切れを入れた袋を10月と正月の初売りに販売していた記録があるようです。
一説によると、当たり的な意味合いなのか金の帯が入っていることもあったようです。
②明治時代を起源とする説
松屋の前身である「鶴屋呉服店」、のちに松坂屋となる「いとう呉服店」を起源とする説です。
1907年に鶴屋呉服店が福袋の販売を始めたとされ、1919年にいとう呉服店が販売した「多可良箱(たからばこ)」と呼ばれる福袋の起源ともいえるような商品を販売し、人気を博したといわれています。
③その他
他の説として、仙台の初売り、大正8年の御茶屋が起源とする説などもあります。
いずれにしても昭和には現在の福袋としての業態をしていたようです。
そして今では海外でも「lucky bag(ラッキーバッグ)」や「mystery bag(ミステリーバッグ)」として販売されています。
3.こんなものにも福袋
福袋は紅白の袋に入れて封がしてあるイメージかもしれません。もちろん一般的なイメージとしては間違いではないですし、多くの人が紅白の袋をイメージするのではないでしょうか。
現在では消費者のニーズなのか、福袋の訴求力に便乗したのか、いろいろな福袋があるようです。
①ネタバレ福袋
中身がわかる福袋です。「福袋じゃないじゃん」と思うかもしれませんが、単純に損をしないというメリットは大きいと思います。
ジャンルとしてはアパレル系や食品、スポーツなどいろいろあるようです。ネタバレにしても写真付きやテキストのみなど様々です。
運試しに疲れた方やお得に楽しみたい方など、いかがでしょうか。
②ファンサービスの福袋
ファンに支えられて成り立つ芸能人やスポーツ選手などが、ファンサービスの一環として、福袋を贈り物として用意するケースがあります。
具体的に何が入っているかは、その人その都度で違うと思いますが、もしかしたら普段身に着けているものなど、ファンなら歓喜するようなものが入っているかも?
③図書館による本の福袋
普段読まない分野の本にも親しんでもらうことを目的として始まったそうです。ジャンル別に数冊選ばれていて、中身が見えないように貸出されています。
図書館によっては「ハラハラドキドキ」など、中身のヒントになるような文章が記されていることもあるので、まったく興味がない分野を引くといったことは回避できそうです。
さらに栞などのおまけを入れているところもあるとのこと。
普段から本を読む方も読まない方も、たまにはこんな運任せのような本との出会いもいいかもしれませんね。
※ちなみに図書館であるため、あくまでも「貸し出し」です。
④テレビ番組のタイトルとしての福袋
「新春 福袋スペシャル」など、番組タイトルに福袋とつけられていることがあります。この時期しか見られない番組なので、初詣などの用事を済ませた後は、家族で正月番組を見るのもいいかもしれません。
⑤夏の福袋
これまた「福袋じゃないじゃん」と思うかもしれませんが、福袋は夏にやったってよいのです。
発売する時期が夏の7月~8月というだけで、中身が見えないように販売といったコンセプトは冬の福袋と特にかわっていません。ジャンルとしてもアパレル系やスイーツなど様々です。
1年の後半の運試しや、あのドキドキを冬まで待ちきれない方に向いていそうです。
4.まとめ
福袋とは、様々な商品を中身が見えないようまとめて販売している商品です。主に年始の初売りなどで売り出されることが多く、基本的に中身の合計金額以下で販売されています。
福袋が始まったのは諸説ありますが、江戸時代や明治時代に呉服店などが始めたことがきっかけとされています。金の帯が入っていることもあり、当時も人気が高かったそうです。
そして現在では海外にも「lucky bag」などの名称で販売されているほか、様々な形態の福袋が誕生しています。
例えば、
①中身がわかる福袋
②ファンサービスの一環としての福袋
③図書館が貸し出している本の福袋
④テレビ番組のタイトルに使われる福袋
⑤夏に販売される福袋
などです。
福袋はドキドキが味わえ、損するか得するか運次第な商品でもあります。現在では、損したくないのであれば中身がわかる福袋もあるなど、消費者の幅広いニーズに応えた福袋が登場しています。
運試しに買ってみるもよし、手堅く買うもよし、自分の目的に合わせて福袋を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ライター:彦坂
愛知 県内から 名古屋 を中心にホームページ制作を行っている会社
株式会社WWG(ダブルダブルジー)
愛知県名古屋市中村区名駅5-16-17 花車ビル南館5F