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ユーザーが検索したキーワードに連動して掲載される「リスティング広告」。
広告自体はクリックされても、その後の「申し込み」などの期待しているゴールに結果が結びつかない場合は、広告の文面やデザインを変えてみることが有効です。
しかし、いきなり色々な部分を変えてしまうと、何が良くて何が悪いのかを判断するのが難しくなってしまいます。
そんな時に役に立つが「ABテスト」です。
今回はABテストとは何か、どのようなメリットがあるのか詳しく見ていきたいと思います。
※2021年9月14日現在の情報です
目次
1.ABテストとは?
ABテストとは、リスティング広告などで2種類以上のパターンを公開し、どちらがより良い成果を出せるかを検証するテストのことを言います。
AパターンとBパターンを用意して比較するので「ABテスト」という名前がついているんですね。
もちろん、そこにさらにCパターン、Dパターンと比較対象が増えていく場合もABテストと言います。
2.ABテストの目的:「コンバージョン率の向上」とは?
ABテストの最終的な目標は「コンバージョン率を上げること」です。
コンバージョンとは、商品購入や会員登録などの収益に結びつくことです。
コンバージョン率は「CVR(シーブイアール)」とも言い、 ホームページや広告の閲覧者全員に対してコンバージョンに至った割合がどのくらいかを表します。
冒頭で挙げたリスティング広告の例で言えば、コンバージョン数÷クリック数×100でコンバージョン率が求められます。
広告のクリックされた数が1,000回で、そのうちコンバーションに至った数が10件であれば、10÷1,000×100=1%がコンバージョン率になります。
※CVR…conversion rate(コンバージョンレイト)の略。コンバージョン率のこと
3.ABテストのやり方
①改善したい対象と目標を決める
リスティング広告の場合、「広告の文言」を改善するというアプローチが考えられます。
他にもバナー広告(小さな画像を表示する広告)であれば画像や動きなどのビジュアル面を変えてみるという方法が考えられます。
このように何を改善するかを決め、目標も合わせて設定します。
例えば、リスティング広告内のCTA(シーティーエー)から申し込みや資料請求などのコンバージョンへの遷移数を〇〇以上にするといった目標設定が考えられます。
CTA…Call To Action(コールトゥーアクション)の略で「行動喚起」という意味。例として、ホームページ内の「今すぐ資料請求する」というボタンが挙げられます。
②テスト期間を長くとる
実際にABテストを行います。
テスト実行中にもいくつか気をつけたいポイントはあります。
まず、テスト中には内容を変更しないように注意しましょう。
せっかくAとBという条件を決めても、その内容を途中で変えてしまうと単純にAとBを比較することができなくなってしまいます。
また、テスト期間はある程度余裕をもってできるだけ多くのデータを集められるようにしましょう。
データの母数が多いほうが検証の制度は高まります。
③結果を分析する
テスト後はその結果を分析することが非常に大切です。
検証の結果、仮に「Aの方が良い結果になった」ということがわかった場合、そこから分岐して、更にA-1、A-2というように2パターンを用意してABテストを重ねて行うのも、より効果的な方法を絞り込むのに非常に有効な方法です。
4.まとめ
今回はABテストについて詳しく調べてみました。
まとめると、
ABテストは、リスティング広告、バナー広告などでその文言やデザインをAパターンとBパターンの2つ用意して、どちらが効果的なのかを比較するテストことです。
複数の項目を一度に変更せずに、一項目に対して異なる2つのパターンを比較することで、より正確な分析結果を得ることができるのが特徴です。
さらに、その結果をもとにAの中でもA-1、A-2のように2パターンを用意して、ABテストを追加で行うことでより効果の高いアプローチを絞り込んでいくことができます。
ABテストを上手に活用して、最適なアプローチを見つけられるといいですね。
ライター:井上
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