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AirTag(エアタグ)のセキュリティ対策【悪用されたらどうなる!?】

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<こちらの「記事」は、下記のような疑問のお役立ち情報としてご参照ください>
※操作説明や機能説明は申し訳ございませんが行っておりません…

・AirTagって何?

・AirTagが悪用された時のセキュリティ対策ってどうなってるの?

当ブログではセキュリティ対策に関する様々なテーマを取り上げてきました。

よければこちらの記事もあわせてご参照ください。
・あなたは本当に大丈夫!?~ZOOMのセキュリティ設定&荒らし予防策~
・実はヤバい?aタグと別タブで開く(target=”_blank”)の使い方

今回は最近話題のAirTagについて、その仕組みとセキュリティ対策をご紹介します。

AirTagの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

※2021年5月7日現在の情報です

目次


  1. AirTag(エアタグ)とは?
  2. AirTagの仕組み
    ①Bluetoothでペアリング
    ②「探す」アプリでサウンドを再生
    ③NFCで情報確認
    ④iPhoneのネットワークを活用
  3. AirTagのセキュリティ
    ①他人にAirTagで追跡される?
    ②安心のセキュリティ対策
  4. まとめ

1.AirTag(エアタグ)とは?


AirTagは、Appleが4月21日のイベントで新たに発表した、車の鍵や財布などの持ち物に装着して使う、Bluetooth(ブルートゥース)を用いた「失くした物を探せる」デバイスです。

本体のサイズは500円玉よりも少し大きく、直径約32mm、厚さ約8mmで、丸形の中心にAppleロゴが配置されたシンプルなデザインとなっています。

中にはコイン型電池「CR2032」が1個入っており、約1年間駆動すると言われています。

※Bluetooth…近距離無線通信の規格のひとつで、Bluetooth対応のキーボードやマウス、ワイヤレスイヤホンなどに活用されています。

2.AirTagの仕組み


①Bluetoothでペアリング

AirTagはiPhone、iPad、iPod touchにBuletoothでペアリングして使用します。
※対応しているiOSのバージョンは14.5以上、iPadOSのバージョンは14.5以上

画面表示にしたがって初期設定を済ませると、AirTagはそのユーザーのApple IDに登録されて、端末の追跡機能が使用可能になります。

②「探す」アプリでサウンドを再生

実際に失くした物を探す際には、iPhoneなどの「探す」アプリを開き、メニューから「持ち物を探す」をタップします。

すると、AirTagが付いている持ち物のリストと、その現在位置がマップに表示されます。

探したい物を選択して「サウンドを再生」をタップすれば、AirTagからビープ音が聞こえてくるので、それを頼りに失くした物を探すことができます。

③NFCで情報確認

AirTagのユーザーは「探す」アプリを開き、「紛失モード」の設定を行うことができます。

これを設定しておくと、 失くした物を見つけた人がAirTagをNFC搭載のiPhoneやAndroidにタッチさせることで、落とした人の連絡先電話番号を確認して、コンタクトが取れるようになります。

※NFC… Near Field Communication (ニアフィールドコミュニケーション)の略で近距離無線通信のことを表します。日本では主におサイフケータイなどに使われている技術です。

④iPhoneのネットワークを活用

AirTagの最大の特徴は、世界中に数億台以上が存在していると言われている、Appleの端末同士が作り出す巨大なネットワークを活用していることです。(以下、便宜上「iPhoneのネットワーク」と呼びます)

前述のように、AirTagはBluetoothという近距離にしか届かない電波を使用するため、家の外で失くした場合はBluetoothだけを頼りに見つけることが困難になります。

そこで活躍するのが「iPhoneのネットワーク」で以下のような仕組みになっています。

例:
①AさんがAirTagを入れたお財布を、ビジネスの訪問先で紛失してしまいました。

②そのお財布の近くを、iPhoneユーザーBさんが通りがかったとします。
(BさんのiPhoneとAさんの財布のAirTagがBluetoothで繋がる距離になった)

③すると、その位置情報がBさんのiPhoneから、暗号化されたデータとしてiCloudサーバーを通してAさんのiPhoneに送られ、Aさんは遠くで失くしてしまったお財布の正確な場所を知ることができます。
※AirTagの持ち主(Aさん)と位置情報の提供者である(Bさん)の
 個人情報がお互いに知られることはありません

つまり、iPhoneユーザー同士が助け合って探しているというイメージですね。

これにより近距離だけでなく、遠くで失くした場合でもそれを見つけることと、その正確な位置情報を特定することが可能になっているのです。

3.AirTagのセキュリティ


①他人にAirTagで追跡される?

以下のような例を考えてみます。

Aさんのカバンに、悪意をもったBさんが自分のAirTagを入れました。

すると、Aさんは自分のカバンの場所(Aさんがいる場所)をBさんに追跡されてしまう可能性があります。

②安心のセキュリティ対策

そこでAppleでは次のようなセキュリティ対策がされています。

①BさんのApple IDでセットアップされたAirTagを、Aさんがしばらく持ち歩くとiPhoneの「探す」アプリに次のような通知が表示されます。

「所持中のAirTagが見つかりました。このAirTagの現在地は所有者が見ることができます」

②この通知をタップすると、「セーフティ通知」という表示がされ、身に覚えのないAirTagが確認された時間と、それを持ち歩いた経路をアプリ上から確認することができます。

③身に覚えのないAirTagからサウンドを再生できます。

④該当のAirTagを見つけたら、NFC対応のiPhoneやAndroidを近づけることでシリアルナンバーを確認できます。(本当に自分の所有しているAirTagではないかの確認を行います)

⑤身に覚えのないAirTagの場合は、その電池を取り外せば、そのAirTagを完全に無効化することができます。

このように、悪用された場合のセキュリティ対策もしっかり行われているので、安心してAirTagの利用ができそうですね。

4.まとめ


今回はAirTagの概要とセキュリティ対策について詳しく調べてみました。

まとめると、
AirTagはiPhoneのネットワークを活用して、失くしてしまった物を探すためのデバイスです。

また、悪用のリスクについては、身に覚えのないAirTagの検知機能と、「セーフティ通知」機能により、しっかりと安全対策が行われていることもご紹介しました。

今回のテーマに限らず、様々なデバイスがより安全なセキュリティのもとで利用できる環境づくりがされていくといいですね。

ライター:井上

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