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デザイナーはプロダクトをデザインする前段階で、様々な情報収集を行い、より良いアイディアが生み出せるように工夫します。
このような情報収集のことを「デザインリサーチ」と呼びます。
今回はこのデザインリサーチについて詳しくご紹介します。
※2021年9月27日現在の情報です
目次
1.様々なデザインリサーチの方法 基本編
①ゲリラリサーチ
ゲリラリサーチは、道行く人にインタビューを行う方法です。
ゲリラリサーチでは聞きたい項目を絞って1人あたり5分~10分程でインタビューを済ませます。
後述の本格的なインデプスインタビューなどを行う前に、リサーチの大まかな方向性を決めるために、簡単に行えるゲリラリサーチを取り入れるのはおすすめです。
ただし、ゲリラリサーチは通行人にアポイントなしでいきなり話しかけることになるので、周囲の状況などに十分配慮し、相手に不快感を与えないように注意しましょう。
②インデプスインタビュー
インデプスインタビューはゲリラリサーチとは異なり、予めアポイントを取りインタビューの相手と深く話し込むタイプのインタビューです。
インデプスインタビューは一般的には1時間くらいを目安に行います。場所は相手の家や職場などで行う他、コロナ渦ではオンラインで行う方法も有力です。
③オブザベーション
オブザベーションは日本語では「観察」を意味し、ユーザーが対象の製品やサービスを使っているところを観察して気づいたことをノートにまとめます。
朝・昼・夜など様々な条件化で観察を行うとよいでしょう。
ユーザーを観察することで、話を聞くだけではわからない様々な情報を読取ることができ、ユーザーの課題を集めることができます。
④デスクリサーチ
インターネットや書籍などから情報を集める方法をデスクリサーチと言います。
デスクリサーチは定量的調査に分類されます。前述のゲリラリサーチ、インデプスインタビューのような定性的リサーチと組み合わせることでより効果が発揮されます。
※定量的調査…収集したデータを数値化してまとめる調査方法。
※定性調査…調査対象者の言葉や行動など数値化できないデータを集める調査方法
2.様々なデザインリサーチの方法 応用編
①シャドウイング
シャドウイングとは、ユーザーと同じ行動を真似して行ってみることです。
例えばとある服屋である商品をカゴに入れたものの元に戻したり、店内の同じ場所で何かを探し回っていたりするユーザーがいたとします。
その場合、自分もそのユーザーと同じように行動してみることで、なぜそのような行動を取っていたのかわかる場合があります。
前述の例で言えば、「目につきやすい場所により安価な類似品があるから、一度手に取ったものを戻した」「コートを探しているのに、アウターコーナーに置いていないから見つけられない」というようなことですね。
このように、ユーザーの行動をなぞることで得られた気づきをノートにメモしていくのがシャドウイングという方法になります。
②ワークショップ
ワークショップは、ユーザーを交えて複数人で目的のワークに取り組む方法です。
主なアプローチ方法として、課題解決のために挙がったアイディアをホワイトボードに付箋で貼り付けていくやり方があります。
ワークショップでは、インタビューのようにユーザーが受動的になるのではなく、能動的に参加することによって潜在的なニーズや課題を発見しやすくなるというメリットがあります。
3.まとめ
今回はデザインリサーチについて詳しく調べてみました。
まとめると、
デザイナーがプロダクトをデザインする前段階で行う様々な情報収集を「デザインリサーチ」と呼びます。
デザイン・リサーチの方法として今回は以下の内容をご紹介しました。
①ゲリラリサーチ
②インデプスインタビュー
③オブザベーション
④デスクリサーチ
⑤シャドウイング
⑥ワークショップ
参考になるものはありましたか?
デザインリサーチを通してよりよいアイディアが生まれるとよいですね。
ライター:井上
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