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自由の女神像の建設にも?クラウドファンディングとは

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近年よく耳にするようになった「クラウドファンディング」。どんなものか漠然と知っている方も多いかもしれません。最近生まれた新形態!というイメージですが、起源となる仕組みの誕生は17世紀なんです。しかも、アメリカのシンボルマーク「自由の女神像」を建てる際にも利用されたんだとか。

今回は、誰かの提案に対する「いいね!」から広がるクラウドファンディングについて、詳しく解説していきます。

目次


  1. クラウドファンディングとは?
  2. どういう仕組みなの?
    起案者を全力応援!「寄付型」
    クラウドファンディングといえば!「購入型」
    未来の発展を楽しみに!「投資型」
  3. 自由の女神もクラウドファンディング?
  4. まとめ

クラウドファンディングとは?


クラウドファンディング(crowdfunding)は、「群衆、大勢」を意味する「crowd(クラウド)」と「資金調達」を意味する「funding(ファンディング)」を組み合わせた造語です。「クラファン」と略すこともあります。

和訳の通り、新事業の立ち上げや商品研究・開発のために、不特定多数の人から資金を募るための仕組みを言います。

「こんな便利商品を考えてみました!」「今までになかった○○なサービスを作ります!」「自然環境の保全にご協力ください」「○○で困っている人たちに支援を」といった提案に対し、製品やサービスが必要な人、起案者の意見に同意する人などが資金を提供します。

インターネットを利用して気軽に始められることから、20~30代の若年層を中心に活用されています。「斬新な発想力はあるけれど、資金調達が難しい」という大学生、専門学生などにも人気なようです。

どういう仕組みなの?


基本的には、クラウドファンディングサービスに登録する形が主流です。

資金支援を求める起案者が、「起案内容」「必要資金額(目標額)」「募集期間」をいった内容を定めて募集をかけます。あとは、内容に共感・賛同する支援者が任意の金額を支援することで成立、というシンプルなやりとりです。

サービスにもよりますが、支援金の支払いはクレジットカードやコンビニ支払い、携帯代とまとめての支払いなどが可能です。

支援プランには、一方的な寄付として完結するもの、商品の購入などで売買の形をとるもの、支援の対価(リターン)が得られるものがあります。リターンは、売り上げなどの成果に応じて金銭の分配がされるものや、サービスの優待や返礼品が受け取れるものが主です。

起案者を全力応援!「寄付型」

寄付型クラウドファンディングは、支援にあたっての見返りを求めないスタイルです。

基本的に物品や金銭が得られることはありませんが、起案者からのお礼のメールや手紙が送られてくるものがほとんどです。寄付金控除が受けられるといったメリットもあります。

返礼品を伴わないので比較的安価なプランから用意されていることも多く、「ささやかだけど応援したい!」という気持ちの表明がしやすい形式です。

クラウドファンディングといえば!「購入型」

起案された製品を購入する、あるいは支援にあたっていくつかの対価を受け取る場合がこれにあたります。「クラウドファンディング」と聞いたら、この形式をイメージする方が多いかもしれません。

リターンは起案内容によってさまざま。
新しく提案された製品の購入を約束することで売買の形をとったり、イベント開催のための支援に対して「チケットの優先販売権」を確約したり、新店舗の開店資金の募集なら「プレオープンへの優待」をしたり…と、リターンは物品には限りません。

未来の発展を楽しみに!「投資型」

ちょっと特殊なのが「投資型クラウドファンディング」。物品や優待といったリターンがある購入型に対し、金銭的なリターンが得られるのが特徴です。

投資型には大きく分けて「融資型(貸付型)」「ファンド型」「株式型」の3種類があります。

融資型は、支援に対して元本と利息が得られる仕組みになります。「貸付型」と呼ばれることもあり、支援者にとっては「一時的に貸し付けたお金と利息が返ってくる」というイメージです。

反してファンド型は、売上などの「成果に応じて分配金が支払われる」システム。投資した事業が成功すれば、大きなリターンが得られます。

株式型は、上場企業でなくとも株投資が可能になる仕組みです。

金銭そのもののリターンが得られる前述2つとは違って、「企業の株が所有できること」がリターンになります。すぐに何かしらの利益が出るものではありませんが、長い目で見れば一番大きなリターンが得られる可能性を秘めている仕組みです。

自由の女神もクラウドファンディング?


クラウドファンディングの呼称が使われるようになったのは最近の印象ですが、仕組みそのものは17世紀にあったと言われています。

書籍編集者のジョン・テイラー氏が、書籍の印刷費用などの調達のために資金援助を募りました。支援してくれた人の名前を書籍に掲載することでリターンを提供する形は、まさに「寄付型クラウドファンディング」の原型と言えそうですね。

そして、アメリカの独立100周年を記念してフランスから贈呈された自由の女神像。像そのものはフランス人からの約40万ドルに及ぶ寄付により、彫刻家フレデリク・バルトルディ氏の手で設計されました。

その後、新聞出版者のジョーゼフ・ピューリツァー氏は、台座部分の資金募集を新聞に掲載。約半年で10万ドル近くの支援を得ることに成功し、自由の女神像は1886年に完成しました。

このように、歴史の中では何度かクラウドファンディングに近い形での支援が行われてきました。それが、インターネットを利用したデバイス等の普及、若年層の起業が当たり前となった現代の風潮などとマッチして、近年のブームに繋がっています。

まとめ


製品の研究や開発、新事業の立ち上げなどは、年齢性別を問わず個人単位で行われる時代になりました。クラウドファンディングは、その発展の大きな手助けとなる仕組みです。「会社を立ち上げるほどではないけれど、こんな製品を作りたい!」といった、まさに「かゆいところに手が届く」、細かいニーズに沿ったアイディアが増えそうですね。

支援者として「こんなものが欲しかった!」に援助するのも、起案者として「こんなものがあったらいいのに!」を形にするのも自由自在。世の中を便利にするために、ちょっとだけ貢献してみるのはいかがでしょうか?

ライター:野倉

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