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【実は危険!?】従業員を守るための五月病対策!【予防】

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新年度が始まってくると、最初の難関となるのが「五月病」です。

五月病=なまけ と捉える人がとても多いと思いますが、人によっては人生を揺るがすかもしれない重大な問題となるのです。

今回は、今からはじめられる五月病対策や、五月病にならないために気をつけたいポイントなどを紹介していきます。

このブログを通して、自分自身もそうですが、同僚や部下並びにすべての従業員のため、全員で気を付けて取り組んでいけたらいいなと思います。

目次


  1. あらためて、五月病って?
  2. 主な症状
    2-1.自覚症状
    2-2.他覚症状
  3. 自分で取れる対策
    3-1.趣味を満喫する
    3-2.適度な運動(有酸素運動)
    3-3.生活リズムを整える
    3-4.仲間を作る
  4. 企業・会社・職場が取れる対策
    4-1.働きやすい環境作り
    4-2.早期発見/早期対応
  5. まとめ

1.あらためて、五月病って?


耳に馴染んで長い五月病ですが、単語だけ独り歩きして「五月病=なまけ」の印象が強いのではないんでしょうか。ですが、実際そんなことは決してありません。

五月病になってしまう理由は様々ありますが、
特に4月からの春先は、多くの人の身近な環境が大きく変わり、誰であれ大きなストレスにさらされます。緊張の絶えない生活が一か月ほど続いたタイミングで訪れる連休で、緊張の糸が切れ、今まで緊張し続けていた身体へ大きな影響が出ます。

そんなストレスによって引き起こされる体調不良の数々が、いわゆる五月病です。
人によっては、適応障害、パニック障害、パーソナル障害などの大きな不調を引き起こす可能性もあります。

じゃあ、連休をやめにしよう。という意見が出るかもしれません。

しかし、人間が緊張状態のまま生活を送れるのは長くても約二ヶ月とされていて、あくまでゴールデンウィークは要因のひとつにすぎません。
仮にもし連休がなかったとしてもそのうち限界を迎えてしまうでしょう。

また、春は寒暖差の激しい季節ですから、体調を崩しやすいタイミングでもあります。
5月ごろに起こる人が多いことから五月病と呼ばれていますが、症状はいつでも引き起こす可能性があります。

名前に惑わされず、注意して生活を送りたいですね。

2.主な症状


とはいえ、名前からやっぱり軽く見られがちな五月病。はたして、症状はどのようなものがあるのでしょうか。

主な症状として、よく以下のものがあげられます。自分で気にするのと同時に、周りで悩んでいる人がいないか、すこしだけ視野を広げてみてもいいかもしれません。

2-1.自覚症状

・抑うつ
・意欲の低下
・謎の不安感、焦燥感
・集中力、判断力の低下
・不眠、睡眠が浅い
・食欲過多(不振)
・動悸、めまい
etc.

風邪のように、咳が出たり発熱したりのような目に見える体調不良があまり無いことがうかがえますね。特に4月~6月は自分に気を使ってみてください。

2-2.他覚症状

・普段よりミスが増える
・対人関係のトラブル
・報告や相談などの会話がなくなる
・遅刻欠勤等、勤怠の乱れ
etc.

従業員の様子がいつもとおかしいぞ……?と思ったらすこし注意です。

特に、新しく入ってきた人たちは環境にまだ不慣れですので、こちらが思っている以上に「周りに話しかけること」に対するハードルが高いです。積極的に声掛けを意識してみてはいかがでしょうか。

3.自分で取れる対策


さて、そんな五月病の対策方法を、自分で取れる対策と、職場で取れる対策に分けてご紹介します。

五月病になる前から意識をすることで、自他ともに身体にかかるストレスの負荷が減り、症状を抑える効果が期待できるので、ぜひ活用してください!

自分でできる五月病の予防策として、ここでは4つ紹介します。
日ごろから意識をして、健康的な生活を目指していきましょう!

3-1.趣味を満喫する

スポーツ観戦でも読書でも絵でも料理でも。

趣味は代表的なストレスの発散方法のひとつです。週末などたまの休日は、趣味に思いっきり打ち込んでみるのはいかがでしょうか。適度に自分にご褒美をあげて、日ごろからストレスをため込みすぎないようにしたいですね。

3-2.適度な運動(有酸素運動)

ウォーキングやジョギング、もっとできる人は……マラソン!?
「近所に歩いたり走ったりできる環境が無いよ」という方には、ラジオ体操をオススメします。ラジオ体操ってちゃんとやると意外に体力使うんですよね……。

適度な有酸素運動は体内のセロトニンの分泌を活性化させます。
「セロトニンって何?」「聞いたことあるけど、よくわからない」と思った方へ簡単に説明をすると、セロトニンは、感情を適度にコントロールしてくれる脳内物質です。

これが低下すると、慢性的ストレスや疲労、さらに悪化して精神疾患にもつながる可能性があります。

日光を浴びることでも、セロトニンは分泌されるので、外に出て散歩などをするだけでも、効果が期待できますね。
また、体力を消費すると睡眠の質も高くなり、次に紹介する生活リズムを整えることにもつながります。

3-3.生活リズムを整える

不規則な生活は、自律神経を乱す要因の一つです。特に睡眠は肉体に限らず、精神面にも影響するので、特に注意しましょう。あまり眠れないな、という人はカフェインやアルコールは控え、身体への負担を減らしましょう。

遅い時間までスマホやパソコンの画面を見るのは控えるなど、睡眠時間を大切にしましょう。朝にどうしても寝たかった「あと五分」は、夜寝る前の「スマホを触っていた五分」です。

3-4.仲間を作る

悩みを打ち明けることのできる仲間、共感しあえるような仲間を作りましょう。
同期や、年の近い人、似た状況の人 etc.

案外、ただ話をするだけでも精神的負荷がかなり減り、お互い話し合えるので相乗的に良くなっていきます。

4.企業・会社・職場が取れる対策


自分はもちろんそうですが、職場、周りの人たちでの対策も取っていきましょう。
環境は、みんなで作っていくものですからね。

より良い環境を作って、自分はもちろん、従業員たちも守りましょう。

全員の意識が向上すれば、おのずと環境は良くなっていきます。

働きやすい環境作り

何度か先述しましたが、気兼ねなく周りに相談ができる環境というのが、とても大切です。
そこで、厚生労働省から、企業におけるメンタルヘルスケア対策の主軸として、「ラインケア」が推奨されています。

ラインケアとは、管理監督者(上司)が、従業員の相談対応をしたり、健康管理に取り組むことです。
ラインケアを正しく実行するために、研修やe-ラーニングなどがあります。

現在は法人向けにラインケアの研修などがありますので、それらを活かしていきましょう。
その中でもとくに、社内研修が効果的とされています。

実際に社内で抱えている課題を反映したディスカッションによって、知識や経験の共有ができたり、ほかの部署の情報を把握できるなど、e-ラーニングでは得ることのできない経験ができます。

また、そのような研修を社内で行うことにより、管理監督者に相談することへの安心感にもつながります。

早期発見/早期対応

入社直後、異動直後の人たちが不調に陥るバックには、「ひとりで抱え込んでしまう」というものがあります。

しかし、すこし前にお話しした通り、「周り(上司)へ相談」することのハードルが見た目よりも高いことがほとんどです。

ある程度慣れてきたら、相談して向上していけることが理想ですが、最初のうちは周りのほうから積極的に声をかけることが重要になってきます。

「はい、いいえで答えられる質問をしないようにすること」です。

例えば、自分に当てはめて考えてみてください。目上の人から、「大丈夫?」と聞かれたとき。焦って反射で「はい、大丈夫です」と答えてしまった経験はありませんか?私はあります。かなり。

「今困っていることは何?」「どこをサポートしたほうがいい?」「今うまくできていないところはどこ?」そういった、具体的な答えを求める質問を投げかけることを意識したいですね。高圧的な聞き方になってしまわないことには注意です。

こうして、何に困っているのか本人からうまく引き出してみてください。
そうしていくうちに、きっと話しかけやすくなっていくはずです。

このようにして話を聞くことで、メンタルヘルス不調の早期発見につながり、何が問題なのか、どこを対処すればいいのかなど、適切な対応がしやすくなります。

しかし、管理監督者だけでは対応しきれない場合もあります。あくまでラインケアであって、メンタルヘルスの専門家ではないですからね。

その時は、産業医の力を借りましょう。
下手に間違ったケアをする前に、専門家による正しいケアを。

5.まとめ


いかがだったでしょうか。

連休明け、その名前から「なまけ」のイメージを持たれやすい五月病でしたが、人によっては深刻なメンタルヘルス不調の場合があります。

環境の変化から引き起こされる五月病。とくに不安定な時期だからこそ、こちらから積極的に話しかけたり、相談できる場を設けたり。そういった、抱え込みすぎないための雰囲気作りに励みたいですね。

しかし、繁忙期と重なる可能性もあり、すべてがうまくいくとは限りません。
できる範囲で専門家の意見などを取り組み、より良い環境を作っていけたらいいなと思います。


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