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【ずつorづつ?】実は間違えて書きがちな日本語5選

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SNSやWebサイトで自分の言葉を簡単に発信できる時代ですが、だからこそ気を付けたいのが「間違った日本語」です。

趣味の範囲で使うのなら問題がなくとも、間違いに気付かずにビジネスシーンで使ってしまうと、大恥をかくことになるかも…。

今回は、そんな「つい間違えて書きがちな日本語」について(自戒の意味も込めて)ご紹介します!

目次


  1. ずつ or づつ?
  2. しづらい or しずらい?
  3. お待ちどおさま or お待ちどうさま?
  4. 一所懸命 or 一生懸命?
  5. お話 or お話し?
  6. まとめ

1.ずつ or づつ?


「ずつ」が正解です!

正確に言えば「どちらも間違ってはいないけど、現代では“ずつ”を使ってね」というのが結論です。これは文化庁・文部科学省の提示する基準として、学校教育の場でも統一されています。

というのも、旧かなづかいでは「づつ」を使います。

現代かなづかいに統一するにあたり、それまで「づつ」で慣れ親しんできた世代の方に配慮し、「絶対に“ずつ”にしてください!」ではなく、「どちらでもいいけど、なるべく“ずつ”を使ってね」という形になりました。

「ひとつづつ」と書かれるとたしかに「“つ”が多くて読みにくいなあ…」という印象なので、なるべく「ずつ」を使うようにしましょう!

2.しづらい or しずらい?


これは本来「~し辛い」と書くので、「~しづらい」が正解です。

音だけで覚えていると迷ってしまうかもしれませんが、漢字表記を忘れないようにすれば、書くときにも間違えずにすみそうですね。

「~しづらい」自体がやや砕けた印象なので、「ビジネスシーンで間違えるのが怖い…」という方は、「~しがたい(し難い)」と書くようにすると、ミスがなくていいかもしれません。 厳密に言えば少々ニュアンスが違う言葉ではありますが、大きな差はないので、きちんと通じますよ!

3.お待ちどおさま or お待ちどうさま?


これは意外かもしれませんが、「お待ちどおさま」が正解です!

「待ち遠しい」からきている言葉だと考えれば、何となく「お」を使う理由に納得がいくのではないでしょうか。「待ちどおしい」とは言っても、「待ちどうしい」とは言わないですよね。

個人的には「お待ちどうさま」を見かけることが多い印象だったので、現代では少しずつ「どう」の使用頻度が高くなっているのかもしれません。意味が通じることが第一なので、こだわりすぎず、相手や状況によって使い分けるのをおススメします!

4.一所懸命 or 一生懸命?


「どちらを使ってもOKだけど、現代では“一生懸命”がいいかも」が結論です。

もともとは「一所懸命」が正しい表記で、読み方も「いっしょけんめい」でした。これは、「武士が自分の領地を必死に守る様子」からきた言葉です。

そこから「一生懸命」という間違った表記が広まりましたが、「一生」という字面が言葉のニュアンスに合っていたからなのか、「一生懸命」が使われるようになりました。辞書にも「一所懸命からできた言葉」と載っていることが多く、間違いとはされていないようです。

5.お話 or お話し?


これは「文章の意味によって使い分ける」が正解です!

例①)
*正しい使い方
 「お話を聞く」
 「お話しになるのを聞く」

*間違った使い方
 「お話しを聞く」
 「お話になるのを聞く」

という使い方をします。

もう少し解説すると…。

「お話」は「歌」などと同じ“名詞”で、「お話し」は「歌う」などと同じ“動詞”なので、使い方が違ってきます。基本的に、「お話を」と「を」を付ける場合は名詞扱いになります。

ただ、品詞の説明をすると少々ややこしくなるので、もっと簡単に!感覚的に解説します!

上の例①を「歌」に置き換えて、正しい使い方と間違った使い方をしてみます。

例②)
*正しい使い方
 「お歌を聞く」
 「お歌いになるのを聞く」

*間違った使い方
 「お歌いを聞く」
 「お歌になるのを聞く」

という形になります。

間違った使い方のほうが、明らかに変な感じがしますね。

「お話しを聞く」は「お歌いを聞く」と書いているようなもので、「お話になるのを聞く」は「お歌になるのを聞く」と言っているのと同じなんですね。

「話(名詞)」と「話し(動詞)」がどちらも「はなし」と読むことが、間違いを起こしている原因のようです。 「知ってはいるけど、変換ミスに気付かないだけなんだよ…」という方が多いかなと思いますが、「放置しているうちに正解がわからなくなった…」ということもあるので、一度立ち止まって確認してみるといいかもしれません。

6.まとめ


今回は、間違えて書きがちな言葉について解説しました。

よく使うもの、間違って使われている場面を目にすることが多いものを中心に選んだので、意外と「あれ、自分もやっちゃったかも…」という方もいらっしゃるかもしれません。筆者も間違った用法に気付かず、あとから大恥をかいた経験があります…。

記事内で便宜上「正しい使い方」「間違った使い方」という表記をしましたが、時代や状況などによっては、その限りではありません。

「言葉は生き物」とよく言われますが、時代によって意味が変わったり、新しい造語が生まれたり…というのが、“言葉”の面白いところです。「正解かどうか」にこだわりすぎず、「相手にちゃんと伝わるかな?」「嫌な思いをさせないかな?」という視点を持って、気を付けていけたらいいですね。

ライター:野倉


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