GoogleマイビジネスはGoogleマップやGoogle検索の結果に会社やお店の情報を載せられるサービスで、集客効果が期待できます。会社の情報を載せられるということは、求人募集に応募する際の判断材料にされる可能性があるということです。

では求職者にどんな影響を与えるのでしょうか。今回はそんなお話をしていきます。

Googleマイビジネスに関する記事は、他に以下のようなものがあります。まだ見ていない方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

1. Googleマイビジネスは求人にも効果あり
2. 求職者とGoogleマイビジネスについて
3. Googleマイビジネスの口コミ
   3-1.口コミへの対応
4. 求職者がGoogleマイビジネスの情報に触れるとき
5. まとめ

Googleマイビジネスは会社や店舗の営業時間や定休日、メニューなどの情報を載せられます。そのため集客効果を見込んで取り組んでいる方も多いと思います。

それだけではなく実は求人にも効果が期待できるんです。

「自分のビジネスには関係ないかな」と何もしないのはもったいないので、Googleマイビジネスの求人における活用法を覚えていきましょう。

求職者とGoogleマイビジネスにはどんな関係があるのか見ていきます。

まず求職者が一番気になるのは当然相手企業の情報です。

社風、基本方針、事業内容、勤務時間、福利厚生などいろいろあります。基本的には求人サイトや企業サイトを見ればわかることも多いですが、それよりももっと影響を受けやすいのが口コミです。

サイトに載っている情報だけではなく「求人サイトにはこう書いてあったけど実際はどうなんだろう」「このあたりのことをもっと詳しく知りたい」と、さらなる情報を得ようとするのも当然のことかと思います。

そんな時に現場の声が聞けるかもしれない口コミは、求職者への影響力が強いといえるのではないでしょうか。

総務省が出している「GDPに現れないICTの社会的厚生への貢献に関する調査研究報告書（P38）」の「図表 4-24 レビューをどの程度参考にするか」によると、20代～60代の全年齢層で半数以上の方が口コミを参考にすると回答しています。

参考：国立国会図書館デジタルコレクション
URL：https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11519828

Googleマイビジネスには口コミ機能があります。写真も含めて口コミの投稿が可能です。つまり第三者が会社やお店の情報を発信することができます。そうなると当然ポジティブな口コミだけではなく、ネガティブな口コミが投稿される可能性もあります。

例えば飲食店をはじめとしたBtoCの事業を展開しているお店では、実際に注文した商品やお店の内観・外観といった写真の投稿がされていて、受けたサービスや商品の出来、スタッフの態度などのレビューを口コミに載せることが多いようです。

さらに、5段階で評価を付ける機能もあります。

3-1.口コミへの対応

ユーザーが自由に書き込めるので、嬉しいことばかりが書かれるわけではないのが口コミです。日頃から誠意ある対応をしていたとしても、ちょっとしたすれ違いで相手を不快にさせる可能性も考えられます。そのためにネガティブなことを書かれるのは本意ではありませんよね。

そんな時には口コミの返信機能を利用するのが一つの手です。口頭ですれ違ったとしても、文章でまとめることでお互い冷静になり和解に繋がるかもしれません。

また、Googleへ口コミの削除を依頼することもできるので、あまりに悪質と判断できる場合には削除依頼も検討してみてください。

求職者がGoogleマイビジネスを閲覧するタイミングとしては、大きくわけて以下の2つです。

①企業情報の確認
②企業訪問する際にマップでルート検索

まず、応募前に企業を検索して情報を得ようとするのは当然なので、このタイミングで口コミを閲覧する可能性が高いといえます。特に「企業名　エリア」などで検索した場合は簡単に検索結果上位に表示される可能性があり、閲覧する可能性はさらに高くなります。

そして実際に面接や説明会などで企業へ赴く際にGoogleマップで検索した場合も同様です。この場合は住所や企業名で検索することが多いと想定されるので、Googleマイビジネスの画面に触れる確率は高いと考えられます。

店舗の情報を載せられるGoogleマイビジネスは集客だけではなく、求人にも影響を与える可能性があります。

消費者は口コミの情報を参考にする傾向あることから、相手企業のことを知りたい求職者が企業への口コミを参考にする可能性は高いです。

Googleマイビジネスには口コミ機能があり、商品やサービスのレビューや写真を投稿可能です。

第三者が発信する分、ネガティブな内容を投稿されてしまうかもしれませんが、そんな時には返信機能が役に立ちます。

できるだけ誠意ある対応を心がけてお互いすれ違いがないように努めましょう。あまりにも好ましくない内容についてはGoogleへ削除依頼するのも手です。

そして求職者は企業情報を事前に確認するときや会社訪問する際のルート検索などで、Googleマイビジネスの情報に触れる可能性があります。

Googleマイビジネスを就職活動のメインツールとすることは少ないかもしれませんが、第三者が書き込める口コミは求職者に影響を与えやすいコンテンツです。

正確な企業情報を載せるとともに、日ごろから誠実な対応を心がけ、ポジティブな内容で埋まるような会社にすれば、素敵な求職者と出会えるかもしれませんね。

ライター：彦坂

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