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SSL化は必要なのか!?メリット・デメリットを徹底解説!

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今やインターネットは私たちの日常生活に欠かせないものとなっています。

その一方でセキュリティー対応については個々のサイトや個人に委ねられているのが現状です。

したがって、悪意のある人物によっては、閲覧しているホームページのアドレスや掲示板などに書き込んだ内容、ショッピングサイトで入力したクレジットカード番号やログインパスワードなど通信の中身を盗み見ることができてしまうため、これらの個人情報は自分で守らなければなりません。

セキュリティーの甘いサイトも中にはあるため情報は常に危険にさらされていると言っても過言ではありません。 そこで、このままでは安心してインターネットを利用することができないため新たに開発されたものが、SSL(Secure Sockets Layer)と呼ばれる技術です。

このページではSSLの意味や種類、なぜホームページへSSLの導入が必要なのか、また、SSL導入のメリット・デメリットなどをわかりやすく解説いたします。

目次


  1. SSLとは
  2. SSLの種類について
    ドメイン認証型
    企業認証型
    EV認証型
  3. SSL化のメリット
    セキュリティーの向上
    SEO効果への期待
  4. SSL化のメリット
    費用がかかる
    設定が必要
  5. SSL対応の見分け方
  6. SSL化普及が加速した理由
  7. まとめ

SSLとは


SSL(Secure Sockets Layer)はインターネット上の通信を暗号化して送受信する仕組みです。

個人情報などの重要なデータを暗号化することでサーバーとパソコン間での通信を安全に行うことが可能です。 現在では、SSL化されていないサイトにアクセスした場合にブラウザ側で警鐘を鳴らす仕組みを採用しているなど、WEB業界全体がSSLの標準化に向けてシフトしています。

SSLの種類について


SSLは「ドメイン認証型」「企業認証型」「EV認証型」の3種類が主流で、どれもサイトのアドレスが「https」で始まります。

-ドメイン認証型

ドメイン認証型はドメインの所有権をメールやWEBサイトの認証ファイルなどを使ってオンライン上で行うタイプで、最も手軽で安価に行えることが特徴です。

-企業認証型

企業認証型は企業の公式サイトなどに用いられている認証方式で、企業がこの認証を利用するためには書類による審査と電話確認が必要になるため、ドメイン認証と比較して信頼性がより高くなっていることが特徴となっています。

-EV認証型

EV認証型は企業認証の審査に加えて、申請した企業や組織が第三者機関のデータベースなども利用して物理的・法的に存在するかも確認するため、SSL認証の中では最も厳格な方式です。

SSL化のメリット


-セキュリティーの向上

SSL化を導入する最大のメリットは「セキュリティーの向上」で、近年問題となっているなりすましの防止や、通信時の暗号化をすることで通信内容の盗聴、通信内容の改ざんを防ぐことができます。またそれらにより、マルウェア対策やフィッシング詐欺などに亘って安全性を高めることができます。

更に、セキュリティーを向上させることによって、ユーザーからの信頼を得られることもメリットと言えます。

-SEO効果への期待

また、大手検索サイトGoogleでは常時SSL化されたサイトを検索結果の上位に表示する優遇措置を2014年から開始するなど、SEO効果への期待ができることが挙げられます。

常時SSL化されたWEBサイトはユーザーが安心して使える信頼のおけるコンテンツであると高く評価されます。 その結果、常時SSL化されているWEBサイトは、SSL未対応WEBサイトよりも検索結果の上位に表示されやすくなり、アクセス数を伸ばすことができるようになるのです。

SSL化のデメリット


-費用がかかる

SSLサーバー証明書を取得するために必要な証明書費用・設定代行費用など、SSL化には費用が必要となります。無料で発行できる証明書も増えてきているので、設定が自分でできれば、費用がかかりませんのでデメリットにはなりません。

-設定が必要

SSL化するとサイトURLが「http」から「https」に変わります。これは実質別サイトになるということです。

そのため、表示させるサイトを一本化させるためhttpからhttpsへのリダイレクト作業が必要となります。 またSearchConsoleやGoogleAnalyticsなどの設定変更も必要になります。

SSL対応の見分け方


常時SSL化すると、全ページのURL(アドレスバー)が「https」からはじまるようになります。

2017年10月にリリースされたGoogle Chromeのバージョン62より、SSL化未対応のページではアドレスバーの左部に「保護されていません」という警告が表示されるようになりました。

また、iPhoneでSSL未対応サイトを見ると、アドレスバーに「安全ではありません」と表示されてしまいます。

SSLはパソコンやインターネットに詳しい人であれば理解しやすい技術ですが、多くのSSLを知らないユーザーであっても、ブラウザ上に「保護されていません」、「安全ではありません」と表示されることによって、そのサイトへのアクセスを中断したり個人情報の入力を控えるなど、トラブルを未然に防ぐことが可能になります。

逆に運営側から言うと、サイトから出て行ってしまう可能性が高くなり、せっかくページを見てくれているお客様を逃してしまうことに繋がります。 また、企業認証型やEV認証型を採用している企業や組織の場合、アクセスするとブラウザのアドレスバーにアドレスとは別に企業・組織名が表示されるため、セキュリティーの保たれた正しいサイトに接続できていることをユーザー側でも認識できることが可能となっています。

SSL化普及が加速した理由


これまでは、常時SSL化したサイトはその表示速度に問題があったため導入に踏み切れない企業なども多かったのですが、現在利用ユーザーの多い主要ブラウザが新技術であるHTTP/2を導入したことにより表示速度的な問題は解消されたことも、企業の常時SSL化が加速している理由です。

そして、SSL化が進む背景には、スマートフォンやタブレット端末の普及も大きく関連しています。これらのモバイル端末に加えてノートパソコンの利便性を向上するために、コンビニやホテル、駅構内や空港などの多くの施設でフリーWiFiスポットを提供する場所が増加しました。

ところが、これらのフリーWiFiの中にはセキュリティーがしっかりしていないものや、悪意ある人物が個人情報を盗むために罠をしかけている場合があることなど、Cookie情報を傍受されるリスクも急激に増加しています。

しかも、このCookie情報を盗むツールはインターネット上で公開されており、無料で利用できるため傍受されるリスクは相当高いものと考えてよいでしょう。

しかし、SSL化したサイトであればCookieも含めたデータ通信が暗号化されるため、第三者に傍受されても情報が読み取れないため安心して利用することができることから普及が加速したと考えられます。

。 しかし、SSL化したサイトであればCookieも含めたデータ通信が暗号化されるため、第三者に傍受されても情報が読み取れないため安心して利用することができることから普及が加速したと考えられます。

まとめ


これらのことから、今やSSL化はユーザーに安心してサイトにアクセスしてもらうため有利なツールで、サイト提供者には検討の必要なものとなりつつあります。対面取引ではないWEBサービス特有のハードルを取り払う意味でも必要性が高いので、更なる構築・導入の加速化が進むと考えられています。

Googleが推し進めていることもあり、SEOの観点からも常時SSL化をしておいたほうがウェブサイト運営者への恩恵は大きいと考えられます。 ユーザーからの信頼を得て、安心してWebサイト、ホームページを利用してもらうためにもSSL化に対応することをオススメします。

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