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シェアリングサービスと言えば、「乗りたいときだけ使えて、維持費も駐車場も必要なし!」なカーシェアなどが有名ですね。先日ご紹介した自転車のシェアリングサービスも、エコや3密回避の観点から注目度が上がってきているようです。
最近は自動車や自転車に限らず、さまざまなものを、「購入」するのではなく、「シェア」して使う時代。今回は「こんなものまで?」と驚いてしまうようなシェアリングサービスについてご紹介します!
前回の記事についてはぜひこちらをご参照ください。
>名古屋市内を快適に移動!シェアサイクルサービス3選
目次
シェアリングエコノミーとは?
多数の人と遊休資産を共有して活用する経済スタイルのことです。
遊休資産とは、物品や場所、能力といった、「諸事情で持て余している資産」を指します。「転職したから、前職で使っていた道具が不要になった」「閉店した店舗の土地が空き地になったまま」「仕事を辞めたので、取得した資格の活用の場がない」といったケースのことですね。
これらを「欲しい!」と感じている人と共有することで、有効活用しようという動きです。
支払い方式には「月額○○円で利用し放題」というサブスクリプションタイプと、サービスの利用に応じて料金が発生するタイプがあります。
サブスクリプションについては詳しく知りたいという方は、ぜひこちらをご参照ください。
>サブスクリプションとは?そのメリットとデメリット
レンタルと何が違うの?
あくまで「シェア(共有)」なので、目的のものが自分の所有物になることは基本的にありません。レンタルと非常に似たスタイルですが、その違いは利用するユーザー数にあります。
レンタルとは、目的のものを一定期間、1人のユーザーが専有するスタイル。
一方のシェアサービスは、複数のユーザーで1つのアイテムを借りたり返したり…と繰り返します。カーシェアで言えば、朝からはAさんが乗って、午後からはBさん、深夜にはまたAさんが利用、というように、「誰かが使っていないときは他の誰かが使う」「レンタルよりも短いスパンでの利用」などが判別基準のようです。
とはいえ、「気に入ったらそのまま購入できる」ことを売りにしているサービスや、「物々交換で成立」するサービス、消耗品の提供に特化したサービスもあるので、やはりその境界線はあいまい。
大まかに、「レンタルよりも気軽に借りられる共有物」くらいの認識がちょうどよさそうですね。
「こんなものまで!?」なジャンル別サービス
近年身近に浸透してきたシェアリングサービスですが、まだまだ知らない意外な“シェア”があるかもしれません。「モノ」「スペース」「スキル」といったジャンル別に、便利でちょっと面白いシェアサービスをご紹介します。
“モノ”のシェア
車や自転車といった管理・保管に高いコストがかかるものはもちろんのこと、「今回のイベントに使いたいだけなんだけど…」「どんなものか気になるけど、即決するには値段が高いな」といったものの購入ってためらいますよね。
そこで利用したいのが“モノ”をシェアできるサービス。高価なものもリーズナブルに使えるので、一時利用や購入前のお試しにぴったりです。
提供する側にとっても、保管で場所をとる不用品を活用できるメリットがあります。
【サービス一例】
・giftel(ギフテル)…不用品を無料で譲渡
・Quotta(クオッタ)…物品の貸し借り
・mercari(メルカリ)…フリーマーケット
・モノシェア…物品の貸し借り
・Rakuten ラクマ…フリーマーケット
など
ファッション関連
シーズンやトレンド、TPOに合わせてさまざまなアイテムが必要なのがファッション関連品。
「今年流行ってるこれが着てみたいけど、来年にはブームが終わってそうで…」「子どもの成長って速いから、すぐサイズが合わなくなっちゃう」「数年に一回のパーティ用に、ちゃんとしたものを全部揃えるのは大変!」なんて悩みも解決できちゃうのが、「欲しいときだけ」なシェアサービスの良いところです。
自分の好みに合わせて、全身のコーディネートをしてくれるサービスもあります!気軽にファッションを楽しめる、新しいスタイルとして導入するのはいかがでしょうか。
【サービス一例】
・airCloset(エアークローゼット)…服飾全般
・KASHI KARI(カシカリ)…ネクタイ、カフスなどのメンズビジネスファッション
・KIDSROBE(キッズローブ)…子ども服
・MECHAKARI(メチャカリ)…服飾全般
・Laxus(ラクサス)…ブランドバッグ
・Lynks(リンクス)…子ども服の譲渡
など
特定のアイテム
ユーザー間で何でも貸し借りできるサービスが多数ですが、中には特定のアイテムだけを取り扱うものもあります。カテゴリが多いと目的のものを探すのにも苦労しますが、サービスそのものが限定的なら、より欲しいものに近いアイテムを見つけられそうですね。
中には、近隣の店舗にある余剰食品(売れ残りなど、そのままでは廃棄になるもの)を受け取れる、なんてサービスも。
シェア、と聞くとちょっと違和感がありますが、遊休資産の活用という面で考えれば、食糧廃棄率を下げる効果もあり、地球に優しい「シェアリングエコノミー」だと言えますね!
【サービス一例】
・iKASA(アイカサ)…傘
・カメカリ…カメラ、撮影機材
・Spirale(スピラル)…本、ゲーム、DVD
・Toysub!(トイサブ)…おもちゃ、知育玩具
・Reduce GO(リデュースゴー)…食品
など
“スペース”のシェア
会議や倉庫に利用されるレンタルスペースは、すでに使ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
テレワークの普及でオフィスのそのものの必要性が見直されつつある昨今、「通常業務は在宅で、対面の必要があるときだけ場所を借りる」なんてスタイルが当たり前になるのかもしれません。
ほかにも、畑や駐車場といった用途別のシェアスペースも増えています。
【サービス一例】
・akippa(アキッパ)…駐車場
・シェア畑…畑、野菜作りサポート
・SPACEE(スペース)…会議室など
・MINIPA(ミニパ)…駐輪場 旧:Charippa(チャリッパ)
など
ちょっとした広さでも
一室まるっと借りられる形はお馴染みですが、「段ボール一箱分」「お店のカウンター上にあるA4用紙分のスペース」「美容室・カフェの一席」などが借りられる、ちょっと面白いサービスも。
A4用紙分のレンタルスペース「エーヨ!」はチラシ置き場に、美容室の一席レンタル「AIRSALON(エアサロン)」はフリーの美容師さんなどに活用されているそうです。
【サービス一例】
・AIRSALON(エアサロン)…美容室の空席
・エーヨ!…A4サイズのスペース
・サマリーポケット…専用の段ボール一箱分
・Seatify(シーティファイ)…カフェなどの空席
・軒先ビジネス…店舗の軒先スペース
など
“スキル”のシェア
持て余している資格や技能を活用できるサービス。長期で人を雇うのではなく、案件単位やより短期間でのスポット依頼が可能だということで、多くの企業でも活用されています。
提供側も、在宅や副業という形で参加できるので、ちょっとだけ働きたいという方におすすめです。高齢者の労働の場となる「GBER(ジーバー)」や、家事代行・ベビーシッター専門の「キッズライン」など、よりスキル別に細分化されたサービスが増えています。
【サービス一例】
・キッズライン…家事代行、ベビーシッター
・クラウドワークス…クラウドソーシング
・ココナラ…スキルマーケット
・GBER(ジーバー)…高齢者登録ユーザー専門
・ランサーズ…クラウドソーシング
など
まとめ
「持て余しているもの」を有効活用するシェアリングエコノミー。その提供・収受が簡単にできるシェアリングサービスについてご紹介しました。お馴染みのものはもちろん、意外なサービスもあったのではないでしょうか。
もし「ちょっとだけ利用したい」という何かがあれば、シェアリングサービスから探してみるのはいかがでしょう?お手元に何か活用できそうな遊休資産があれば、誰かのために提供してみてもいいかもしれません。
限られた資源を大切にできるサービスを、お仕事や私生活にぜひ取り入れてみてください。
ライター:野倉
愛知 県内から 名古屋 を中心にホームページ制作を行っている会社
株式会社WWG(ダブルダブルジー)
愛知県名古屋市中村区名駅5-16-17 花車ビル南館5F